車に乗っていく上で、長く乗るならメンテナンスは必要不可欠だ。
スポーツカーに乗ってスポーツ走行をするなら、なおさら車のメンテナンスにも気を配る必要があるんだけど、こんな疑問は持っていないだろうか?
エンジンオイルってどれを入れたらいいんだ?
そう思う背景として、これらの心境が予想される。
- 少しでも良いオイルを使って、車を労りたい。
- 連続的な高温、高負荷でもエンジンを壊したくない。
- 純正オイルはちょっと不安
- オイルに詳しくなってちょっと自慢したい(笑)
エンジンオイルに関する知識は、この2つの記事を読んでおけば基本的なことについてはわかるようになるだろう。
→オイル交換だけじゃない!車のメンテナンスで必要な「液もの」の種類と役割
→【エンジンオイルで走りが変わる?】エンジンオイルの基本と粘度によるフィーリングの違い
だけど、本当に知りたいのはもっとピンポイントに「どれがいいのよ?」ってことだと思う。
だからこのページでは、俺が「スバル インプレッサWRXを13年」「スバルR2-Sを11年」乗ってきた中で「これは良かった!」というエンジンオイルを紹介していくので、オイル選びに悩む人の参考になればと思っている。
種類別に気に入ったオイルを紹介していくので、自分の予算と照らし合わせて読んで欲しいんだけど、交換工賃は含まないから注意しろよ(笑)
ページコンテンツ
鉱物油でお勧めのエンジンオイル
やはり安心の純正オイル
鉱物油でお勧めできるオイルといえば、やっぱり純正オイルだろう。
これはトヨタ純正オイルで、Amazonで買うと「4L=約3,000円」といったところだ。
俺の方から鉱物油でオススメできるのは純正オイルぐらいで、あとは使ったことないからなんとも言えないので、紹介はしないでおこうと思う。
部分合成油でオススメのエンジンオイル
純正オイルは部分合成油もある
最近は純正オイルでも部分合成オイルを採用しているメーカーも多い。
スバルもいつの間にか純正オイルが部分合成油になっていたみたいだね(笑)
Amazonで「4L=約4,500円」と、部分合成油のため鉱物油よりはやや高めの価格となる。
elf(エルフ)ALLEZ(アレ) ECO 5W-30
部分合成油のelf ALLEZというオイルはモリグラファイト(モリブデン)が配合されているのが特徴で、スバルR2-Sによく入れていたが、100%化学合成油から変更しても違和感がなく、なかなか良いオイルという印象がある。
また、燃費のカタログ超えをした時はこのオイルの時が多いので、エコドライブとも相性のいいオイルだと思っていて、今でもスバルR2-Sにはこれを入れている。
パッケージの裏にはこのようなシャレの効いたフレースが書かれている。
ALLEZ(アレ)とはフランス語で「前へ進め」を意味します。常に前進し、ユニークな技術を取り入れるエルフのポリシーと、「あれっ?!」と感じるほど、エンジンが静かで、より滑らかに、より軽くなったフィーリングをもたらすこととを合わせて「アレ」と名付けました。エルフ独自のモリグラファイトの配合技術がこれらを実現します。
ああ、特筆するほどのものでもなかったな(笑)
タクマイン 玄(げん)
インプレッサWRXに良い感じのオイルが無いか探していた時に、たまたま見つけたオイル屋さんのホームページで「タクマイン」というメーカーだ。
品質表記が少々古いが、性能と価格のいわゆるコストパフォーマンスが良いところ。
R2-Sにはこの部分合成油(半化学合成油と表記)である「玄(げん)5W-30」を入れたことがあって、違う時に入れていた「快(かい) 0W-30」と滑らかなフィーリングと、ロングライフが気に入っていたオイルだ。
(画像クリックでサイトにジャンプ)
全化学合成油
俺が使ってきたエンジンオイルは、この全化学合成油(フルシンセティック)が多く、インプレッサWRXではこの種類しか使った記憶がない(笑)
そのたくさん使った中でも、ヘビーローテョンで入れていたオイルを紹介しよう!
RED LINE 10W-40
世界最高峰のエステル系フルシンセティックオイルのRED LINE(レッドライン)は、並行輸入品で1本あたり1,600円ぐらいで買えるのだが(今はやや値上がりしている)、販売場所によって大きく違う。
スーパーオートバックスなんかで置いているのは正規輸入品なのでかなり高級なオイルとなっているので、機会があれば見てみると良いだろう。
RED LINEを買うなら「ヤフオク!」で並行輸入品を探すのが最安値で買うことができる。
さて、このRED LINEを入れると、エンジンの滑らかさが2ランクぐらい上がったような、極上のフィーリングになった記憶がある。
軽やかで回転を上げていってもガサつきやブレが一切なくなり、エンジンが一回り太くなったような感覚に感動した記憶があるので、一度で良いから試して欲しいエンジンオイルだ。
RED LINEはアメリカの製品なので、容量には気をつけたほうが良い。
画像のボトルは1Q(=946ml)なので、1L缶と比べるとやや少なめなんだが、オイルフィルターを交換しない限りは足りないことは無いので、それを計算して購入すると良いだろう。
また、このオイルの面白いところは、粘度を混ぜて使うことで、オリジナルの粘度にできることだ。
例えば、
- 10W-40×2と、5W-40×2を混ぜると、「7.5W-40」
- 10W-40×2と、15W-50×2を混ぜると、「12.5W-45」
といった感じで混ぜられるので、冬場と夏場で変えていくのも面白いかも?
タクマイン 匠(たくみ)、快(かい)
タクマインの匠(たくみ)快(かい)はどちらも、RED LINEと同じくエステル系の全化学合成油で、価格もかなりリーズナブル。
特に快(かい)は、0W-30の粘度にも関わらず、3L=4,400円という価格でコストパフォーマンスが恐ろしく高い!
フィーリングは、10W-40の匠(たくみ)はRED LINEと遜色なく滑らかに回り、0W-30の快(かい)は発進のトルク感が無くなるほど軽い。
その分動き出してしまえば、いつもより200rpmぐらい低い回転数でも巡航できるぐらいエンジンが軽くなった上に、半年乗ってもフィーリングが悪くならないので、匠(たくみ)もそうだったが、なかなかロングライフなエンジンオイルだったと思う。
もちろんミニサーキットぐらいだったら10W-40でも全然大丈夫だ。
(画像クリックでサイトにジャンプ!)
まとめ
ここで挙げたのはほんの一例なので、また機会を見て追加していこうと思う。
たかがオイル交換だけど、そこにほんの少しでもこだわりを持つことで、自分の車をより一層大事にするようになるはずだ。
また、エンジンのフィーリングが良くなると「車との一体感」がより分かりやすくなるので、少し良いエンジンオイルを入れるのをオススメする。
実は純正(カーディーラー)でも良いオイルは存在するので、ついでに紹介しておこう。
スバル レ・プレイアード 10W-50
水平対向エンジンにマッチしたelf製のオイルらしい。
日産 エンデュサンス 10W-50
日産でR34 あたりまでのGT-R専用の純正オイルがこのエンデュランスだ。
R35 GT-Rはもう別格の扱いになったので、こんなページが作られている。
今のGT-Rは指定オイルがMobil 1 の 0W-40 なんだな。それはそれで驚いた(笑)
ただ、「良いオイルを入れるの」と「エンジンが壊れない」というのは別の問題だから、スポーツ走行をする時は、回転を落としたクーリング走行も忘れずに!
スポーツカーはもちろん、軽自動車やミニバンに乗っている人でも「なんかパワーが無くなってきたなぁ〜」と思っているなら、何も言わずにRED LINEを入れてみてくれ。
それだけでフィーリングが激変するから!