【新しいきみへ】『無数の失敗の足跡をたどれ!2巻の見どころ
引用元: 三都慎司 / 集英社
この記事では、極力控えるようにするつもりですが、作品の紹介する上で若干のネタバレを含むことがあります。
もしネタバレが苦手な方は、ページを閉じていただくことをお勧めしますm(_ _)m
前巻のあらすじ
『新しいきみへ』1巻では不穏な空気を漂わせつつ、悟と相生が一緒にいるところを悟の妻(佐久間 亜希)に目撃されてしまったところで終わりましたが、2巻ではさらに猛威をふるうウィルスに対して登場人物たちはどのように立ち回るのか?
いきなり続きが非常に気になる展開になりましたが、とりあえず2巻の見どころ(独断と偏見)を紹介していきます!
こんな人におすすめです!
- タイムリープものが好きな人
- 気が強くて可愛いヒロインが好きな人
- 伏線回収の考察が好きな人
- 緻密に書き込まれた作画が好きな人
各巻のレビューはこちら
→今日は間違いなく、あの日の未来…『新しいきみへ』1巻
主要キャラクター
相生 亜希(あいおい あき)→ 荻野 七緒(おぎの なお)
引用元:『新しいきみへ』2巻より
この作品のヒロインで、傷心(勘違い)の悟の前に登場した謎に包まれた少女。
他人になりすましてまで悟に執着する様子が伺えるが、それは彼女の過去が語られれば少しは納得できる…かも?
佐久間 悟(さくま さとる)
引用元:『新しいきみへ』2巻より
どこか頼りない高校教師で、相生の過去に深く関わっていたであろう人物。
どんなパニックになっても教師であることを忘れず、生徒のために体を張る勇敢な一面もあるが、生徒である相生に籠絡されそうになる(一線を超えたかは謎w)
ガスマスクの男
引用元:『新しいきみへ』2巻より
ウィルスを都会の真ん中でばら撒き続ける、とんでもなく迷惑な男。
悟を知る人物で、悟の夢(過去の回想)に出てくるあの男である可能性が高い。
佐久間 亜希(さくま あき)
引用元:『新しいきみへ』2巻より
悟の妻で捜査官(警察)。
ウィルスの発症で入院している吉本先生と話すうちに相生亜希の真相に気付く。
『新しい君へ』2巻の大まかな流れと見どころ
それでは、早速2巻の大まかな流れに合わせて、見どころを紹介していきます!
(ネタバレを含むところがありますので、ご注意ください)
2巻は初っ端から悟と相生のイチャイチャシーンからスタート。
(このシーンはセンシティブな表現があります)
都市がパニックになってる時に何やってんだ?と思わなくも無いですが、パニックものでよくある流れですからね。知らんけどw
引用元:『新しいきみへ』2巻より
この時に、悟の見た夢がこのウィルス騒ぎの真相と言ってもいいんじゃないか?と思いましたが、それがわかっていても止められないのがもどかしいところです。
まあ、簡単に止められてしまうとこの作品にたくさんの謎を残したまま終わってしまうので、「あと一歩で…」という流れは物語を盛り上げるのに必要な要素です。
病室でのやりとりも色んな意味でツラい…
ウィルスが発症して緊急入院した吉本先生のもとに調査に来た佐久間(悟の妻)。
滅菌室とはいえ、お弁当を食べたりタバコ吸ったり(吸わずに持ってただけですが)とやりたい放題の佐久間(妻)ですが、かなり破天荒キャラを地で行ってて、こんな状況にも関わらず逆に安心感すら覚えてしまうw
引用元:『新しいきみへ』2巻より
この時に吉本先生が相生の違和感を佐久間(妻)に伝えるも、爆発音と大きな揺れが起こり、連絡のために離席したのが吉本先生との最後の会話という…ツラい(´;ω;`)
吉本先生の前に夢の中の少女が現れ、その時に伝えられたものがこの作品のキーポイントとなるもので、初見で読んだ時はこのあたりでようやく「これってタイムリープもの?」と気付きました。
こういったストーリーが好きな人であればとっくに気付いていたのかもしれませんが、2巻を読んだ後に1巻を読み直すと、相生のセリフが妙に説得力があるように思えたので、何度も読み直すことでより作品の面白さに気付くことができるかもしれませんね^^
パニックの描写も三都先生の画力で見入ってしまう
三都先生を推すきっかけになったひとつの理由として「圧倒的な作画」があります。
引用元:『新しいきみへ』2巻より
この『新しいきみへ』2巻では、ウィルスの蔓延によって都市がパニック状態になる場面があり、その中を全力で走る悟と相生を取り巻く緻密に描かれた背景や、凄惨な描写がありのままに描かれており、その悲惨さを表しています。
それでもそこは「主人公補正」が働き、2人に大きな被害はないものの、アニメと違って動かないマンガなのにスピーディでスリリングな描写はついつい見入ってしまいます。
無事に学校まで辿り着くも、吉本先生の訃報を聞いた悟がまた動き出す場面は「主人公!」って感じで熱かったですね!
慣れないMT車に乗り込み、心当たりのある次の都市(東京)に先回りをする計画のようでしたが、なぜか後部座席にいた相生と共に向かうことに…
そして「絶望」で幕を閉じる
こんな状況でも「相生と一線を超えたかどうか?」が気になる悟w
正確な描写や情報が無かったわけですが、超えた超えてないに関わらず佐久間(妻)の耳に入ると小一時間問い詰められるのは間違いありませんね。
それはさておき、ここで相生の過去(のループ)の回想が入り、この混乱を引き起こすヒントを思い出し、「もしかしたら止められるかもしれない」という期待感を持ちますが…
一方佐久間(妻)も吉本先生が残したメッセージの解読と相生の真相に迫ることができ、もう一つの話(相生亜希の真相)が動き出します。
引用元:『新しいきみへ』2巻より
相生の過去(のループ)の記憶を頼りに、ウィルスをばら撒いた男を追う悟と相生。
その時に起こる現象を答え合わせするように進む相生。
こういった描写は「真犯人に迫っている」って感じがして、とてもワクワク…というよりソワソワします(^_^;)
そこで目標となるものと、それを持つガスマスクの男を見つけた悟が、相生の幻影を突っ切りながら一目散に走るシーンは、物語の盛り上がりがひとつのピークに達したような、そんな感じがしました。
引用元:『新しいきみへ』2巻より
だがしかし!
悟の存在に気付いた(!?)ガスマスクの男によって無情にもばら撒かれるウィルス…
あかん!!これはあかんって〜〜(´;ω;`)
しかも2巻はここでおしまい。
こんな終わり方をされてしまったリアタイ時は、続きが気になりすぎて夜しか寝れない状態になりました(!?)
「もう絶望しかないやん?」って思わせながらも3巻へ続く…
ここで紹介した見どころはあくまでも一部です。
また、ブログタイトルにもあるようにあくまでも個人的なツボのため、読んでくれたあなたには刺さらないかもしれませんが、少しでも興味を持っていただけたのであれば、一度読んでみることをおすすめします!
次の巻の見どころはこちらに書いています。
→【諦めないで。あなたならきっとできる】『新しいきみへ』3巻の見どころ