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【限界煩悩活劇オサム】『みしんちゃんが二次創作に興味を持ち始めている…今が刷り込み時!』3巻の見どころ

  
引用元: ゲタバ子 / 集英社

この記事では、極力控えるようにするつもりですが、作品の紹介する上で若干のネタバレを含むことがあります。

もしネタバレが苦手な方は、ページを閉じていただくことをお勧めしますm(_ _)m

『限界煩悩活劇オサム』のあらすじ

オタクで腐女子な除霊師「乾オサム」が、陽キャだけどオタクに理解がある(?)非実在ギャル「春山カイカ」のアパートに取り憑いた、かなり特殊(オタク)な怨霊を除霊したことから始まる、ハイテンションで走りっぱなしの痛快除霊(かなりBL寄り)アクション。

海の家でのアルバイトも無事にこなし、劇場版「撃叩メンカーバン」を見に行く資金ができたオサムですが、もちろんそれまでに一悶着も二悶着もありますw

果たしてオサムは無事に推しコンテンツの劇場版を見に行くことができるのだろうか?…

こんな人におすすめです!
  • ハイテンション(勢いがすごい)なギャグ漫画が好きな人
  • オタク界隈に理解がある人
  • 軽いBLに理解がある人

主要キャラクター

乾 オサム(いぬい おさむ)

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

オタク怨霊専門の高校生除霊師。

かなりのオタク腐女子で「撃叩メンカーバン」という作品を、公式・同人誌問わず愛しており、ヒスバンのカプ推し(順番が重要らしい)

除霊スタイルは基本的に怨霊との殴り合いw

春山 カイカ(はるやま かいか)

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

オサムとは対照的な陽キャでオタクに若干理解のある(?)非実在ギャル。

オサムを含め、オタクだけでなく怨霊にも広い心で接するが、その禁忌を平然と犯そうとすることがある。(オサムに全力で止められる)

坤 みしん(ひつじさる みしん)

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

オサムの同業で除霊師。

妙にオサムに敵対心を持っており、その強さからか勝手にオタクの沼に沈んでいくチョロい子w

雲居 灯雁(くもい ひかり)

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

オサムと同じ学校に通う同人作家(H.N 蜘蛛子)。

公式の供給がない時は、ストーリーの行間をしゃぶって飢えをしのぐ『行間しゃぶりの亡者』

『限界煩悩活劇オサム』3巻の見どころ

それでは、早速3巻における個人的な見どころを紹介していきます!

(ネタバレを含むところがありますので、ご注意ください)

みしんちゃん庭ゲーに沼る!

オタクの広い海に航海にでたのも束の間、次は庭ゲーをやり込むことでオサムにマウントを取ろうとするところから3巻が始まります。

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

この顔でチェーンソーを持っているのはさすがに笑ってしまいましたが、本来「ど○森」などの庭ゲーはもっと平和ですw

そして、オサムに自らが作り込んだ庭を披露し、オサムもその造り込み具合に関心する。

ですが、そこはベテランオタクのオサム。

この庭ゲーを1300時間やりこんでおり、もちろんオサムの庭の世界観は「撃叩メンカーバン」の世界w

マウントを取るつもりだったのが、勝手に返り討ちにあうことにw

おっと、ここで本来の目的を忘れていましたw

ゲームの世界にハマりすぎて、魂が囚われてしまったみしんを救ってほしいとキョンシーメイド長からの依頼があり、馳せ参じたオサムとカイカ。

そして着くなり、強制的に魂をゲームの中に転送されるオサムw

このキョンシーメイド長はただものではありませんね(^_^;)

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

そんなこんなで、結局ゲームの中で楽しんでしまい帰ってこないオサムとみしん。(予想通り?)

ここにカイカも始めるように勧められ、カイカの「もうっ全然わかんない!どうやったらできるんだよ!!」という叫びが聞こえたからか、オサムとみしんはカイカにゲームを教えるため元の世界に戻ってきます。

その後三人で仲良くゲームで遊ぶことになってめでたしめでたし…ということにしておきましょうw

オタクの禁忌を再び犯そうとする非実在ギャル

ハマったマンガ・アニメを視聴していく上でツラいことNo.1は「推しが(ストーリー上で)死ぬこと」らしいです。

推しに限らずメインキャラクターが次々と慈悲もなく退場していくストーリーは確かに見ていてしんどいですよね(^_^;)

(自分にとっては『アカメが斬る!』でした。)

次に出現したのは、推しキャラが死んでしまった怨霊。

そんな怨霊のためにカイカがあることを提案するのですが、この子の提案は基本的にオタクにとっての禁忌なので、今回も即却下されますw

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

そして、推しが(ストーリー上で)死んでしまった怨霊を除霊するべく、推しの魂を呼び寄せることができる(?)二次元専門降霊師「友引 はな子」の元へ向かうオサムとカイカ+怨霊。

Webサイトもかなりの胡散臭さを漂わせていましたが、その実力は本物で、(ストーリー上で)死んでしまった推しキャラを降霊させてしまいます。

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

かなりの数のキャラを見送っており、その推しに会いたい一心で降霊術を身につけたそうな。

もはや意味不明ですけど、「日本は八百万の神の国。モノにさえ人が愛せば魂が宿る」という理屈で死んだ推しキャラを降霊できているそうなw

そうして死んだ推しキャラに会い、話をすることができた怨霊はある一つの真理に気付く。

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

これは無理(除霊不能)だわw

ということで、鎮魂の石碑を建てて時間が解決するまで祈り続けることに…。

昔連載されていたマンガで、「死んだと思っていたキャラ後からひょっこり登場」する作品や、死んでもとあるボールを7つ集めてお願いすると生き返ったりする作品もありましたねw

ですが、最近の作品では死んだキャラ生き返るというよりは、主役がタイムリープ(死に戻り)して無かったことになる作品の方が多いかもしれませんね(^_^;)

邂逅再び…

推しコンテンツの劇場版を見にいくオサムとカイカ。

お盆明けということもあり、なにやら除霊師が人相がきを通る人々に手渡していました。

同僚であるオサム(一応除霊師ですw)もその人相がきを手に取ると、見覚えのある怨霊が…

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

はい、第1話で出てきた「バンヒス(オサムとは逆カプ)の怨霊」ですw

怨霊の話によると、地獄の罰である「地雷カプ女とお茶会の刑」というあまりにもチョロい罰を受けるのですが、それすら耐えられなくて逃亡し、現世に戻ってきてしまったことからお尋ね者(怨霊)となってしまったそうです(^_^;)

ぜひとも劇場版を見にいきたい怨霊に「じゃー、うちらと一緒に行く?」との提案にオサムは反対するも、「ウチらが仲良くなったのも、怨霊ちゃんのおかげじゃね?」という返しに断ることもできず、3人(?)で映画を楽しみます。

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

そして、目標を達成することができた怨霊は次のお盆でカップリング論争をすることをオサムと約束し、成仏することになったのですが、空の上から「週替わり来場者特典」を見つけてしまいそのまま逃亡w

この展開はさすがに読めませんでしたw

結局地獄の蓋が閉まってしまい、怨霊は次のお盆まで現世に留まることになってしまったのですが、その怨霊の監査役としてオサムが任命されます。

この「逆カプ怨霊」はなかなか手強い怨霊らしく、それを2度もとらえたオサムの功績が認められたのは良いですが、これはまた一波乱ありそうな予感しかありませんねw

みしんちゃん、より深くオタク沼に沈んでいく

オサムと出会うたびにオタク沼に沈んでいくみしんちゃんw

そろそろ元に戻るのかと思いきや、オサムと逆カプ怨霊の討論を聞いて一言。

「カップリングって何ですの?」

はい、より深く沈むためのフラグが立ちましたw

フラグが立ったところで、オサムと逆カプ怨霊は「みしんちゃんをどちら(ヒスバンまたはバンヒス)に落とすか?」ということで、みしん争奪戦が始まりますw

オタクじゃなくても自分の推しカプに共感してくれると嬉しいですもんね。

そしてこの争奪戦は逆カプ怨霊が優勢になり、「逆カプは供給が数なくて常に飢えているの」とその心情をみしんちゃんに打ち明けるのですが、ここはより広く・深く沼に沈んでくれる期待を決して裏切らないミシンちゃん。

引用元:『限界煩悩活劇オサム』3巻より

まるでエリザ○ス女王のようなセリフを口に出し、オサムと逆カプ怨霊には理解できないカップリングをプレゼンするみしんちゃん。

推しがブレないオサムと逆カプ怨霊は「雑食は最も分かり合えないオタク」と理解し、怨霊がブチ切れてわちゃわちゃして終わりますw

同人(二次創作)の領域に足を踏み入れ、さらに沈んで暴走状態になったみしんちゃんを助けるお話もありますが、3巻の個人的な見どころはここまで!

3巻では他にだんご師匠や蜘蛛子ちゃんがちょこちょこ登場しますので、それぞれを推している人であれば満足できる内容なので、気になる人はぜひコミックスをチェックしてみてください^^

ここで紹介した見どころはあくまでも一部です。

また、ブログタイトルにもあるようにあくまでも個人的なツボのため、読んでくれたあなたには刺さらないかもしれませんが、少しでも興味を持っていただけたのであれば、一度読んでみることをおすすめします!