【新しいきみへ】『出会うのはみな同じ人物…同じ少女がみんなの夢に必ず出てくる』4巻の見どころ
引用元: 三都慎司 / 集英社
この記事では、極力控えるようにするつもりですが、作品の紹介する上で若干のネタバレを含むことがあります。
もしネタバレが苦手な方は、ページを閉じていただくことをお勧めしますm(_ _)m
前巻のあらすじ
世界にとっては最悪の結末ですが、荻野 七緒(相生 亜希)にとっては幾度となく繰り返した結末を迎え、そのループ開始地点に戻ってきた荻野(相生)。
前回のループで起こった出来事を踏まえ、荻野(相生)は今回どのような行動を取るのか?謎のウィルス「エフ」をばら撒いたガスマスクの男にさらに近づくことができるのか?
あと、完全に余談ですが、この『新しいきみへ』4巻の発売日が、偶然自分の誕生日でした^^
三都先生ありがとうございます!!(正確には出版社様?)良い誕生日プレゼントになりました。
一生推します!!
こんな人におすすめです!
- タイムリープものが好きな人
- 気が強くて可愛いヒロインが好きな人
- 伏線回収の考察が好きな人
- 緻密に書き込まれた作画が好きな人
各巻のレビューはこちら
→今日は間違いなく、あの日の未来…『新しいきみへ』1巻
→無数の失敗の足跡をたどれ!『新しいきみへ』2巻
→ 諦めないで。あなたならきっとできる 『新しいきみへ』3巻
主要キャラクター
荻野 七緒(おぎの なお)
引用元:『新しいきみへ』4巻より
この作品のヒロインで、謎のウィルス「エフ」による最悪の結末を回避すべく、ウィルスで命を落とすたびに幾度となくタイムリープしながら真相と真犯人に迫る。
ループの度に初対面となるが、その都度勇気付けられてきた佐久間 悟に恋愛感情を持っている。
荻野(母)
引用元:『新しいきみへ』4巻より
荻野 七緒の母。
旦那(七緒の父)が家出しても動じないほどの「つよつよお母ちゃん」。
佐久間 悟(さくま さとる)
引用元:『新しいきみへ』4巻より
どこか頼りない高校教師で、荻野(相生)とループを通して何度も助け合ってきた戦友らしい。
悟自身は別ループでの出来事のため覚えていませんが、この「新しいきみへプロジェクト」の立案者でもある。
ツェルバ・シャン・マナップ2世(偽名w)
引用元:『新しいきみへ』4巻より
悟の傷心旅行で写真を取る瞬間に、ガスマスクを被ってうろついていたため、荻野(相生)に取り押さえられた『ツクヨミ教』の女性信者。(冤罪)
教団の教えに従順で、「マナッペ」とよく間違えられるw
教団『ツクヨミ』の教祖様
引用元:『新しいきみへ』4巻より
教団『ツクヨミ』の教祖。
荻野(相生)のループについて、抽象的ではあるものの何か本質的な部分を知っていそうな人物。
チャラいノリの老人で、ガスマスクの男と面識がある。
『新しい君へ』4巻の大まかな流れと見どころ
それでは、早速大まかな流れに合わせて、独断と偏見で4巻の見どころを紹介していきます!
(ネタバレを含むところがありますので、ご注意ください)
新章スタート!
4巻は、新しいループが始まったところからスタートしますが、前ループでのこともありいきなり悟の務める高校へ向かった荻野(相生)。
「今はまだ会うタイミングじゃないのに」
もちろん、ループ序盤のため悟は荻野(相生)のことを知らない段階です。
それでも悟に会いに行ってしまうのは、それだけ恋愛感情を抱いてしまっているからでしょう。
ですが、ここで悟の姿を見かけるも接触するのを思い止まる荻野(相生)。
おそらくそこから失敗したループがあったんでしょうね(^_^;)
今は少しでも最悪の結果を変えていくことが重要なので、辛いかと思いますがなんとか頑張って欲しい(´;ω;`)
(ただし、悟には妻がいるのでどっちに転んでも荻野にとっては良くないような…)
荻野(母)と食事の後、自宅にて「前回のループの記憶」があやふやになる前に情報を整理する荻野(相生)。
引用元:『新しいきみへ』4巻より
そこから向かった先は、悟の写真にガスマスクの男が映り込んでいた「京都」。
先回りしていた荻野(相生)は、傷心(勘違い)による逃亡で流れ着いた悟を発見し、ついに写真を撮る瞬間が…
違和感と相違
荻野(相生)は、悟が写真を撮られる瞬間にガスマスクの男がいないことに違和感を覚え、周りを見渡すも、写真に写っていた位置と全然違うところにいるガスマスクを付けた完全防備の人物を発見します。
引用元:『新しいきみへ』4巻より
やはり、ガスマスクの男はループでのできごとをその都度覚えられている!?荻野(相生)と同じタイムリーパーなのか!?
だとしたら、よっぽど想定外の動きをしない限り、毎回詰んでしまうんじゃなかろうか…(^_^;)
迷いながらも突撃した荻野(相生)はあっけなく取り押さえることに成功するのですが、ガスマスクを外すと全然違う人物が…
引用元:『新しいきみへ』4巻より
すでに前回と違う流れになってしまっていますが、これが今後の流れにどう影響するのだろうか…
ちなみに、この女性(マナップ)はSNSで会う約束をした人(おそらくガスマスクの男)にドタキャンされたり、見知らぬ少女(荻野)に取り押さえられたり、カツアゲと勘違いして差し出したお金を投げ捨てられたりと、散々な目にあってて少しかわいそうでした(^_^;)
荻野(相生)と話すうちに、マナップは教団『ツクヨミ』の信者であることを明かし、真相に近づけると確信した荻野(相生)は入信することになり、教団『ツクヨミ』の本拠地へ連れて行ってもらうことに…
『ツクヨミ』の正体
荻野(相生)は本拠地を着くなり、マナップを無視して教団内を散策。
そこで見かけた、大量の信者がガスマスクを付けて眠る奇妙な部屋で教祖様と遭遇。
なんでも教祖様の話によると、ここに集められた人は皆不思議な夢をみるらしく、その共通点として「1人の少女」が出てくる夢を見るらしい。
そして、この夢に出てくる少女を『ツクヨミ』として崇めていることを話し、眠っている信者のガスマスクを外させると衝撃の事実が…
そして荻野(相生)がその光景に呆然としていると、その中の1人が「この子…この子です…」とつぶやき、すぐさま信者一同による「少女バンザイ」コールがw
引用元:『新しいきみへ』4巻より
この後の信者の証言から、「他の人は前のループを夢という形で覚えているのではないか?」という仮説が相生の脳裏をよぎります。
そうなると、もちろんガスマスクの男も気付いているわけで、もしかすると荻野(相生)の存在や、次に取る行動が読まれているのではないか?と考えられますね。
これ詰んでないですか?(^_^;)
呆然とその場を立ち去る荻野(相生)を教祖様は止めることなく、マナップに荻野(相生)の助けになるよう命じる。
が、
引用元:『新しいきみへ』4巻より
いや、そっちかいwww
再会と再始動
悟と出会う日時となり、不安を抱えつつも先回りして悟が通りかかるのを待つ荻野(相生)
悟がループに関することを少しでも認識し、行動を変えてしまうと荻野(相生)と会えなくなるため、待っている間というのは色んな意味で不安でしょうね(^_^;)
そんな中、ついにこの瞬間が訪れます。
引用元:『新しいきみへ』4巻より
悟来たーーーーー!!!!
流れは大きく変わっていないみたいで良かったです(´;ω;`)
そうして前回のループの沿うように、荻野(相生)と悟の2人は荷物を運んだり、ご飯を食べたりする中で、最悪の未来を回避するのを諦めかけた荻野(相生)。
ところが、急に何かを思い出したかのように悟の様子が豹変します。
引用元:『新しいきみへ』4巻より
何かを思い出すように移動する悟と、振り回される荻野(相生)。
業を煮やした荻野(相生)は、ついに『今言ってはいけない呼び方』をしてしまいます。
呆然とする悟と、口走ったことにより、完全に詰みを悟って泣きじゃくる荻野(相生)
その時、ループ内の出来事をおぼろげながら覚えている悟の後ろに相生の幻影が現れ、その心中を荻野(相生)に語りかけ、この場では事なきを得ることができたみたいです(^_^;)
悟のこういったところも、荻野(相生)が悟に惹かれる要素なのかもしれませんね。
そして、2人は戦友という認識ができたことで、悟は過去の友人のことを思い出します。
それを聞いた荻野(相生)はガスマスクの男につながる何かを発見し、ついに『新しいきみへプロジェクト』の再指導を悟に告げる。
引用元:『新しいきみへ』4巻より
当然このループでの悟には理解されず、ネーミングに心を踊らせるところで4巻はおしまい!
新しいループでは前回と大きく違う点が出てきて一筋縄ではいかないことが予想されますが、ひとまずこのコンビ再結成に期待を膨らませながら、5巻に続く!
ここで紹介した見どころはあくまでも一部です。
また、ブログタイトルにもあるようにあくまでも個人的なツボのため、読んでくれたあなたには刺さらないかもしれませんが、少しでも興味を持っていただけたのであれば、一度読んでみることをおすすめします!